ご報告

ファンの皆様、ならびに関係者各位

大橋隆志は2019年2月をもって日本に帰国することをご報告いたします。以下、本人のコメントです。

「この度、アメリカに長期滞在して音楽活動をするためのビザが2019年2月をもって期限をむかえるにあたり、日本に帰国することをご報告をさせていただきます。皆様には、2013年より6年間僕のアメリカでのバンドや音楽活動を応援していただきましたこと、心より感謝いたします。どうもありがとうございました。

 昨年春、ビザの更新の申請をした際、アメリカ移民局から多くの追加書類と実績を証明するさらなる証拠の提出を求められました。これは、過去二回の申請で提出し認可されていた書類も含めて翻訳のやり直しまでも要求されたもので、それらを揃えるためには作業時間も費用も膨大になることが想定されました。指定された提出期限は短く、再提出したところでビザが認可される保証もないという状況でした。アメリカでの音楽活動に一区切りがついていた時期でもあり、また、アメリカ政府の移民政策に大きな方針転換があったことが伺われたので、この状況を総合的に考慮して申請を取り下げる決断に至りました。

 2013年2月よりアメリカ合衆国オレゴン州ポートランドに拠点を移した僕の音楽活動では、BIG BRIDGESとALLEY CATS LVという2つのバンドを形にして、アルバム2枚、EP4枚を完成させリリースすることができました。また、日本、オレゴン州、ワシントン州、ネバダ州、カリフォルニア州で数々のライブを行い、そのどれもでポジティブな反応と手応えを得ることができていました。回を増すごとにオーディエンスの数は増えていき、これを継続して広大なアメリカの他の地域にも浸透させていく活動時間が欲しかったのは正直な気持ちですが、ソングライター/ギタリストとして誇りを持てる音楽活動ができたと思っています。楽曲を作品に形として残せたこと、ライブで多くの人とその音楽をシェアできたことを感謝します。

 楽曲の歌詞を書き、歌い、一緒に演奏し、レコーディングに携わってくれたコラボレーター/バンドメンバーたちにも感謝します。ここで残せた楽曲たちには、この時の我々でなければ成しえなかった特別なエネルギーを宿すことができました。ハードワークによって彩られた音楽の姿であり、タイムレスな作品となりました。

 オレゴン州ポートランドの街にも感謝します。素晴らしい経験をたくさんくれた大好きな街です。僕がこの街にいかほど音楽で恩返しができたのかは不十分に感じていますが、ここでの体験を次の音楽に活かし、また訪問できる機会を楽しみにします。

 そして再び活動拠点となる日本では、母国にいる喜びと新しく何かが始まるワクワク感をもって、より面白い音楽体験をみなさんに提供できるよう、演奏や作曲にさらに深みが出るよう精進していきます。引き続き応援をどうぞ宜しくお願いいたします。 大橋隆志」